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あなたはなぜ働くのか?

2013.03.12



同友会での発表も目前に迫り、焦っている。そんな時、ネットで「なぜ働くか」を調べていたらありました。 ビジネス書のエッセンス(ビジネス書 書評ブログ)で以下のようなことが書かれていました。 参考にしてみてください。 ____________________________ ”あなたはなぜ働くのか?あなたは自分にとっての「働く理由」をはっきりと持っているのでしょうか。いまここで考えてみてください” これは吉越浩一郎さんの著書『あなたはなぜ働くのか』の冒頭の言葉です。 この言葉を見て「ドキ!」とした方は多いのではないでしょうか? 実は私もその一人です。 実は、この問いに対し、私は  ・お金のため、生活を守るため  ・ただ、それだけではむなしいので仕事と自己のやりたい事が結び   ついたら、より充実するのではないか?(ただし、現在は仕事と   やりたい事が結びついてはいないので、道のりを考える必要はある) と考えました。 吉越さんの回等は以下の通り。  ・お金を稼ぐため  ・自分を成長させるため ただし、正直なところ、この問いには正解はないと思います。 なぜ、この言葉で始まったのか? 本書のまえがきを読んで察するに、「”本生期”をよりよく過ごすためには”仕事期”を充実させる必要があるのに、日本人は自分の働き方に対し無頓着な人が多すぎる!」という著者の危機感からではないでしょうか? 著者は人生を  ・教育期(学生時代)  ・仕事期  ・本生期(定年後) と3つの期間に捉えて考えております。そして、「本生期」をよりよく過ごすためには「仕事期」をいかに充実させて過ごすか?がポイントと考えております。 しかし、この「仕事を充実させること」をどのように考えるかが以外に曲者! これを考えるには”定年後の自分”を想像してみるのが良いのではないでしょうか? 例えば  ・夫婦の関係はどうなっているのか?   (仲良く手を取り合って過ごしている?熟年離婚危機?)  ・友人関係はどうなっているのか?   (仕事仲間とは続いて付き合っている?仕事の切れ目が縁の切れ目?)  ・健康はどうなっているのか?   (健康そのもの?働きすぎ、睡眠不足で倒れる寸前?) など。。。 このことを考えると、「本生期を充実して過ごすためには、仕事期の人生をどのように送るかが重要!」ということが分かります。 仕事期を充実させるとは単に「仕事一辺倒で夜遅くまで働くことで」はない!ということが分かると思います。 そして、仕事期を充実させるためには、  ・健康であること(特に睡眠時間は重要)  ・仕事のみならず、プライベートも充実させること  (特に夫婦の良好な関係を構築する) ということを考える必要はあるのかなと思います。「家庭やプライベートを顧みずに仕事に没頭した結果、定年後は熟年離婚で独りで孤独に過ごす。しかも健康を害してしまった。」のではあまりにもさびしすぎます。そのためにも「仕事とプライベートのバランスを取りながら、定時間内で仕事で結果を残し、プライベートも充実して過ごす努力をする」ことを考える必要があると思っております。(と書いたものの、簡単にできることではないことと重々承知しております。)

私も目の前の仕事が忙しいとどうしても近視眼的になりがちなのですが、吉越浩一郎さんの著書を読んでいつも思うことは「人生は長い!近視眼的に捉えるのではなく、長いスパンで考えることが必要!」ということです。本書のタイトルは『あなたはなぜ働くのか』なのですが、「なぜ、働くのか?というよりは仕事期をいかに充実して過ごし、”本生”期につなげていくのか?を考えろ!」というメッセージに私は聞こえました。

最後はこの言葉で締めたいと思います。

”仕事とは「豊かな人生」「最高の人生」を送るための要素の一つです。重要な要素ではありますが、全てではありません。この本を手に取ったことを契機に、あなたなりの働き方を見つけ、最高の人生をデザインしてください。”
『あなたはなぜ働くのか』より