今すごいショックです。
病に侵されていた友達が一昨日亡くなりました。
亡くなったことを知らずに友達からメールが来て、昨日の新聞を見ると「おくやみ」欄に彼の名前が載っていました。
わー
本当に・・・
言葉になりませんでした。
彼とは、中小企業家同友会で知り合い、その後盛和塾で机を並べて勉強もしました。ところが、１０数年前お父様の死をきっかけに身内との裁判が始まり、彼はストレスのため毎日のように飲みに出歩いていました。
私も以前の会社を乗っ取られつつある時期だったので相当のストレスがあり共に飲みに行ってはうっぷんを晴らしていた時期がありました。（そんな事ではうっぷんは晴れません）...
こんな事もありました。
盛和塾の愛媛大会中、その当時のナンバー２から携帯に凄い攻撃的なメールが入りました。私は、寝耳に水で彼と連絡を取ろうにも連絡がつかず話もできないまま帰路のバスに乗りました。横では彼が僕の今あった事や悩みを聞いてくれ、どう解決をしたら良いのか相談にも乗ってくれました。
今から考えると大した問題ではないのですが、要するに私がブログで社員の送別会の事を書いて「Ｋ君これからも頑張ってくれ」と言うような内容にこれは個人情報の流出だ、トップが自ら個人情報を流出しているようでは社員に示しがつかない、どう落とし前をつけるのか！
言い方は、あいまいですが内容はこのようなモノでした。
結局、その当時安倍首相も何らかの責任で給与を減額して自らけじめをつけていた時期で私も安倍首相と同じ方法で半年間給与を半額にしました。
今にして思えば、個人情報の漏えいと言っても個人名を出しているわけでもなく会社名を出しているのでもないのでなんら問題はなかったんです。
まぁーそんな状態で彼は、身内との裁判、私は会社の乗っ取りと揺れに揺れていた時期を共に励まし会いながら過ごした時期がありました。
その後、私は会社を退職して彼は裁判を進めてくれましたが裁判をする元気もなく、当時のナンバー２の顔を見る勇気もないくらいに落ち込み、今の仕事に全精力をかけると言ったのを思い出します。
彼は、それからも裁判を続けつづけ中々うまく事が運ばないことを電話で伝えてきました。私も新しい仕事でお金も時間もなく彼とも話は電話ですることが多くなりました。
数年前、彼から電話がありました。
「俺、入院しとんゃ〜」
「癌や〜」
「余命も言われたわ〜」
私もビックリしてすぐ病院に行きました。
抗癌剤の影響で顔はむくんでいたものの、思ったより元気そうでした。
その後、凄い回復をして会社にも復帰をして頑張っていました。
最近は、私も彼もバタバタ状態で連絡もあまり取り合えていませんでしたが、元気にやっているのだろうと思っていたら知り合いから彼が再入院をしたことを知らされました。早速、電話をしましたが通じず、知り合いに元気かどうか教えてねぇーと言って別れました。
あーあの時にお見舞いに行っておいたら良かった。
残念でなりません。
もう少し、遠慮せずに健康食品の事を伝えておけば良かった。
悔やまれてなりません。
裁判も一つの結論が出て、別件で裁判をしていました。
１０年にわたる裁判が、彼の命を縮めたのだと思っています。
世の中は、正しいものが勝つだけではありません。でも、お天道様は見てくれていると思います。彼の人生が、彼の生き様が報われますように。そして、生前彼は睡眠薬を飲まなければ寝れないと言っていました。今度は、安らかにお休みできますように心から願っています。
Ｔさん。お疲れ様でした。
