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除草剤でオスのカエルがメス化

2010.03.31

「除草剤でオスのカエルがメス化」 米化学者らの研究
(CNN) 米中西部の農業地帯などで広く使われている

除草剤アトラジンの影響で、オスのカエルの生殖能力が低下し

一部はメス化して産卵することもあるとの研究結果を、

米カリフォルニア大バークレー校の化学者らが発表した。

世界各地で両生類が減少している原因のひとつとも考えられるという。

研究は、同大で爬虫類、両生類を研究するタイローン・ヘイズ氏

らが実施し、米科学アカデミー紀要の最新号に掲載された。

それによると、オスのカエルを低濃度(2.5ppm)の

アトラジン溶液の中で長期間育てたところ、全体の4分の3に

男性ホルモンや精子が減少するなどの兆候がみられ、

1割は完全にメス化した。

メス化したカエルはオスと交尾し、産卵したという。

アトラジンは長年、安くて手軽な除草剤として、

とうもろこし農家などを中心に幅広く使用されてきた。

人体への影響ははっきりしていないが、欧州連合(EU)は2004年、

飲料水に含まれる量が有害物質の基準である0.1ppmを

上回っているとして、使用を禁止した。

米国では2006年、米地質調査所(USGS)が実施した調査で、

農業地帯から採取した河川の水の約7.5割、地下水の約4割から

アトラジンが検出された。

水中のアトラジンは、公共給水施設や家庭で使われる

カーボンフィルターで除去が可能とされる。

しかし、小さな町などではこうした設備が普及していないため、

一部住民がアトラジンの製造メーカーに除去費用の負担を

求める訴訟を起こした例もある。


また、米環境保護局(EPA)は昨年、アトラジンとがんの発生の関連を

調べる研究を開始。

結果によっては現行の安全基準(飲料水で3ppm未満)を

見直すなど、規制を強化する構えを示している。


一方、最大のメーカー、シンジェンタ(本社・スイス)はウェブサイト上で、

「水中のアトラジンが消費者の健康を脅かす恐れはない」との立場を示す。

同社はさらに、大学などでの研究により、アトラジンがカエルの成長などに影響を及

ぼさないことも確認されたと主張している。
CNN.co.jpより http://www.cnn.co.jp/science/CNN201003070012.html


スナック菓子などの材料に使われている食品も、影響を受けているのでは・・・
加工されてしまうとわかりませんからね・・・

ロハス村       村長