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進行したがんに効果、温熱療法機器を導入

2010.08.28



やっぱりガンは、熱に弱いと考えその対処方法を導入された病院があります。

以下、ニュースです。

 ◇副作用も少なく
 熱に弱いがん細胞を加温して破壊するハイパーサーミア(温熱療法)の機器を島根大医学部付属病院(出雲市塩冶町)が山陰で初めて導入し、今月から治療を始めた。副作用が少なく、進行したがんへの効果も期待されており、同大学医学部の内田伸恵教授(放射線腫瘍(しゅよう)学)は「放射線治療だけでは治らないがんに対して、他の方法と合わせて治療効果を高められれば」と話している。
 がん細胞は熱を加えることで死滅しやすく、放射線や抗がん剤も効きやすくなることがこれまでの基礎研究で明らかとなっている。
 ハイパーサーミアの治療では、円盤状の電極で体を挟み、高周波を利用してがんの病巣を42?43度まで加温。正常な部位にはダメージを与えず、がん細胞のみを破壊する。治療は週1回、45分?1時間で、脳を除くあらゆるがんが治療の対象となる。保険の適用もある。
 同病院は約1億円かけて今年3月に機器を導入。8月9日から患者への治療を始めた。今後は、主に放射線治療と併用しながら、局所進行がんや再発がんの治療に活用していくという。【細谷拓海】

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