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無用の用

2010.11.09

今日、お客様から教えられた言葉です。

無用の用

「役に立たないように見えるものが、実は大いに役立つこと」という意味だと思ったんですが、お客様がモット詳しいことを教えてくれました。


荘子が恵子を論破する時に出てきます。恵子が荘子の理論を世の中の役に立たないと言います。すると荘子が
「今我々が立つのに必要なのは足がついている地面だけで、その他の地面は無用だ。だから、足の面積を残して、ほかの地面がなくなってしまったら、今ある足の地面は有用であろうか」
そういわれた恵子は
「もちろん、そんなものは役に立たない」
と言います。
無用の用でいう「無用」とは有用のものを存在ならしめる為のものであり、そこに常に相互関係があります。


恐れ入りました。


ロハス村             村長