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ダイエット、1日1杯からの飲み物チェンジ

2011.01.20



夜型生活の人は朝から冷える、だるい、太りやすくなる

深夜0時以降に眠る夜型生活が続くと、朝、スムーズに自律神経が働かないため、朝から眠気、冷え、だるさなどが現れ、それが一日中続く。脂肪も燃えにくくなる。

“目覚めのコーヒー”が癖になり、気がつけば手放せなくなっている――。そんな人はまず、朝のコーヒー1杯をレモン水に変えてみよう!

 レモンの香りには、夜型の生活を続けた結果ずれてしまった体内時計をリセットする効果がある。「体内時計がずれたままだと、食べてとったエネルギーを、昼間に使わずためこんでしまうため、太りやすくなる。朝だと体に知らせる刺激を与えることが重要で、レモンの香り成分のリモネンには、ずれた体内時計のリセット効果がある」というのは、早稲田大学の柴田重信教授。

 また、レモンは体を活動モードに切り替える交感神経のスイッチを入れてくれる。「夜型生活で鈍った交感神経が朝からきちんと働くと、エネルギー代謝も高まり、冷え、だるさも解消する」と京都大学の森谷敏夫教授。

 いつも夕食が遅くて朝食を抜いている人は特に注意したい。「遅くに夕食を食べ、しかも翌朝に朝食を食べないでいると、より体内時計がリセットされにくくなることがわかった」(柴田教授)。

 そこで、“朝食抜き”派は、体内時計リセット効果を高める糖質を、レモン水にプラスしよう。もちろん、普段から朝食を食べている人が飲んでもOKだ。

朝の飲み物をチェンジ!体のリズムをリセットすると太りにくくなる

冷えが気になる人は「ショウガ白湯(さゆ)」でもOK

朝からコーヒーをガブ飲みしているようなタイプで、冷えに悩んでいる人には「ショウガ白湯」もお薦め。「朝から刺激が強いものばかりを飲み続けると冷えもひどくなる。せめて朝は腸を温める白湯を」というのはマハリシ南青山プライムクリニックの蓮村誠院長。さらに、ショウガにはレモンと同様に交感神経を刺激する作用があり、ダイエット効果も期待できる。

朝ご飯抜き派にはレモン+糖質の飲み物を!

「朝、体内時計のスイッチを入れるために最も大切なのは朝食をとること。血糖値が上がりやすいものほどスイッチが入りやすい」と柴田教授。朝食が食べられないときにも、ハチミツなどで糖質を加えて朝食代わりにし、きちんと体のスイッチを入れよう。

日経ヘルス「食べてやせる!幸せダイエット」ムック(2010年10月14日発行)掲載記事を転載