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お塩のお話 13話

2011.02.25

『酒は百薬の長』とよく云います。この言葉は対句の前の部分が使われているんだそうです。本当は『酒は百薬の長、塩は百肴の将』と漢書にあるとか、日本では前の半分が広まったんだそうです。言い伝えられる過程で省かれたり、加えられることがよくありますね。今でも塩を肴(さかな)に枡酒を楽しむ人もいますね。このように漢書にあるくらい古くから塩は私たちの身近にあったのです。日本では農耕時代になって米などの澱粉食になってから塩が必需品になったのだそうです。
古代の出土品の中に海水を熱して塩を作ったと思われる土器があると云います。今なら塩が欲しいと思えば直ぐ手に入りますが、初めに体調から塩を摂った思いつき、気がついた古代人を尊敬してしまいます。初めは自分の近くに塩も海もなかったとして、今の私が古代にいたとして生活の中に塩を導入出来たか疑問であるばかりか私には結びつけることが出来ない、と思うと恥ずかしい気がします。その古代人は発見して導入したのに、今、この便利な時代、そしてある程度の知識もあるのに勝てません。現代の私達がパソコンや車を導入してることより凄い事象ですね。体調の変化から塩に結びつけた古代人にノーベル賞を差し上げたいです。


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