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チャレンジドには泣かされました。

2011.05.22

今、録画を見ました。

泣かされっぱなしの1時間だったよう・・・

「頑張る」って言葉は、「前を向いて踏み出す」ってことなんです。

 さてさて・・・啓一郎のような教師になりたいと言っていた江藤が、急に高校進学を止め、就職すると言ってきました。
どうやら、父親が経営していた会社が倒産しそうで、経済的に苦しくなる家計を心配しての決断らしい。

 事情を知っても「夢を諦められるのか?」と問いかける啓一郎に、江藤は思いをぶつけるのでした。

「先生に何がわかるんだよ!この家だっていつまで住んでられるかわかんない、そんな時に高校なんて行ってられるかよ?!夢を諦めなきゃならない時だったあるんだよ!」

 教師として自分には何もできないのか・・・

啓一郎は教師になりたいと真摯に話していた江藤の声を思い出し、自習の時間にクラス内で順番に先生をやってもらうという企画を提案する。

そして、そのトップバッターに江藤を指名しました。

 翌日、迷いながら教壇に立った江藤ですが、数学の問題の解き方をわかりやすく伝えられ、みんなが数学に興味を持ってくれたことで揺れていた心が戻ったようです。

「みんなにわかってもらえて楽しかった。嬉しかった。俺、本当は先生になりたい。なれるかな・・先生」江藤
「知ってるか?江藤、高校には定時制も単位制もある。
働きながらだって、高校に行けるんだ。
働きながら勉強するのは大変なことだ。
でも、お前には夢がある。教師になりたいという夢がある。
何年かかってもいいじゃないか。簡単に諦められる夢なのか?」啓一郎
「先生、俺、やっぱり先生になりたい。だから、やってみる。
ありがとう、先生。教える楽しさを教えてくれて。何年かかってもいい、俺、絶対、先生になるから」

 啓一郎と握手して、頑張ろうと決意する江藤の姿が眩しかった。

 そして、受験の日が近づき・・・子供達の緊張感も高まっております。
 
 受験前日、啓一郎は、みんなに試験の前に開くよう伝え、新たに作った「心の参考書」を渡しました。
それは、新谷に特徴を聞いて描いた、それぞれの似顔絵でした。
当日、緊張ピークでガチガチになっている子供たちは、その似顔絵と添えられた一言を読み、思わず笑ったおかげで緊張をほぐすことができたようです。

 ところが『パニック症候群』の持病を持つ奥寺は教室に入ろうとして過呼吸の発作を起こし、倒れてしまいました。

保健室のベッドにいる奥寺の元に、啓一郎は駆けつけましたぞ。

「奥寺、つらかったな、頑張ったな。奥寺の勇気、先生、偉いと思うぞ」
いやーまずは認める・・・
これが出来ません。

「先生、私、どうしたらいいの・・?行きたかった学校なのに。叶えたい夢だったのに・・・私、こんな弱い自分が大嫌い」奥寺
「奥寺、お前は弱くなんかない。お前のおかげで先生は押せなかったタイムカードを押せるようになった。
奥寺は先生に勇気をくれた。お前は弱くなんかないんだ」

 まず、奥寺の頑張りを褒めた啓一郎の姿に泣けたよ・・・
こんな大人が側にいてくれたら、自分を信じる勇気が持てるようになるよね。

 そして合格発表・・・3年3組では奥寺以外のp全員の進路が決定。
で、高校生活の話で盛り上がるクラスの雰囲気に気圧された奥寺は教室から逃げ出してしまう。
啓一郎は、新谷の協力で、看護科のある高校の二次募集の資料を取り寄せ、学校側に個室での受験を要請、了解を得た後、彼女に知らせるんだけど、すっかり自信を失っている奥寺は受験を拒否する?

 教室に入りづらくなっている奥寺を江藤が励まします。
「俺も高校へ行くの諦めかけてた。でも、塙先生のおかげでチャレンジする勇気が出た。
お前も3組の生徒だろ?チャレンジしないで逃げんのかよ・・」
同じ学びを受けれたプライドは大切です。

 友達の言葉は、また違った重みがありますよね・・・
揺れる気持ちで歩きながら、ふと啓一郎から受験前日もらった心の参考書を開けた奥寺は、似顔絵と『チャレンジド』という言葉を読んで、迷いをふっきることができたました。
「先生、私、がんばってみる。チャレンジしてみる。個室じゃなくていい。みんなと一緒に受ける。私、逃げない」奥寺は言います。

 そんな時、ずっと啓一郎の受け入れ先を探していた花村校長から、面接してくれる学校があると吉報が!
んが、面接日は奥寺の受験日・・・

 受験当日、教室の前で発作に怯える奥寺の耳に啓一郎の声が届きました。

「フレー!フレー!奥寺!!頑張れ!頑張れ!奥寺!!先生、ここで見守ってるからな!」
3組のみんなも集合。全員で奥寺にエールを?
「ありがとう、みんな。私、頑張るね」勇気をもらった奥寺は教室に入り、試験を受けることができました。

 学校に戻った啓一郎に花村先生からお話が・・・
面接を蹴られた学校はご立腹で、啓一郎が教鞭を取る可能性は消えてしまいました。
「自分の将来より、生徒を取ったんですね?まったく、あなたって人は!!本物の教師だ!」

泣けました・・・・

奥寺は無事合格!職員室は喜びで湧き上がりました。

 ほっとする3年3組の元に、啓一郎が都丸中学を去ることが伝わりました。
ショックを受け、そして受け入れ先が決まらない啓一郎を心配する子供達・・・

 そして、ついに卒業式の日がやってきました。
教室での最後の挨拶の時が・・・

「先生、目が見えなくなってから・・・本当に絶望した。
生きていけないんじゃないかって思ってた。でも、家族が支えてくれた。新谷先生が支えてくれた。
そして、何より、お前達みんなが支えてくれたんだ。
みんなの元気な声、笑い声、それがどれだけ、先生の力になったか。
だから、今日は、みんなにお礼を言いたい。
みんな、先生に出会ってくれて、本当にありがとう。みんなのお陰で先生がんばれた。
二度も教師になれた。本当にありがとう。

ここも涙があふれて止まりませんでした。

 みんな、これからの人生、いろんなことがある。
苦しいこと、悲しいこと、辛いこと、でも、その時はメロスになるんだ!絶対頑張れる!負けないから!
最後に欲張りな事言っていいかな?
お前たちの顔が見たかった。あぁ・・本当に見たかったよ。
でも、先生、心の目で見てた。だからお前たちのことはずーーっと忘れない。
ずーーーっとお前たちは俺の生徒だ。新谷先生の生徒だ。みんな、元気でな!」

終業式になり、ついに啓一郎が学校を去る日が来てしまいました。
涙を堪え、笑顔で同僚のみなさんと学校に別れを告げた啓一郎を3年3組の子供達が待っていました。

「先生を待っていました。先生の卒業式をやるために」鵜飼
鵜飼は、みんなで作った卒業証書を啓一郎に手渡しました。

 「『卒業証書 塙啓一郎先生
あなたは最高の先生でした
いつも全力で僕達のことを考えてくれました
あなたはメロスでした
決して諦めないということを僕らに教えてくれました
これから僕達は別々の道を行きます
でも みんな あなたのような大人になりたいと思っています
諦めない まっすぐなメロスになることを誓います』本当にありがとうございました!!」

 今度は啓一郎が子供達から勇気をもらう番でした。
この卒業証書に励まされ、夢に向かって新たな気持で走り続けることを子供たちに誓う啓一郎なのでした。
「最高の卒業式だ。先生、もう一度必ず教壇に立ってみせる。絶対に諦めない!ポン太!ストレートゴー!」

 ラストに不屈の精神で歩き続けようと決意した啓一郎の笑顔が胸にきました。

このドラマ、息子も涙ぐんでいました。
若い人でもベタベタのドラマに感じているようです。

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