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政府「扇風機で50%節電を」

2011.05.13

 静岡市や群馬県高崎市で真夏日となった13日、政府は夏の電力需給対応策として節電目標を正式に決定しました。家庭での節電も求めた内容ですが、果たして夏本番を乗り切ることはできるのでしょうか。

 まだ5月だというのに、この暑さ。“先が思いやられる”という人も多いと思います。

 「(Q.30度越えたんですけど)そうなんですか。暑いっすもんね」(男性)

 暖かい南風が入り込んだため、関東や静岡を中心に気温が上昇。各地で25度を越える夏日になったほか、群馬県高崎市や静岡県静岡市で30度を越える真夏日を記録しました。

 まさに夏の暑さの予行練習ともいえる13日、政府は東京電力と東北電力管内の夏の電力需給対応策として正式な節電目標を決めました。企業や家庭に求められる節電目標は、猛暑だった去年夏のピーク時のマイナス15%です。

 13日の東京電力管内の電力使用のピークは午後2時台の3429万キロワットでした。一方、去年、最大電力を記録したのは全国140地点で35度以上の猛暑日となった7月23日。暦の上では1年で最も暑いとされる「大暑」でした。この日の電力ピークは午後3時台の5999万キロワット。ピーク時の15%の節電を達成するためには、この赤いラインまで電力の使用を抑えなければなりません。

 「日本経済の復活にブレーキになってはいけない」(海江田万里 経産相)

 東京電力の場合、この夏、5380万から5480万キロワットの供給力を確保できるとしていますが、去年並みの猛暑となれば電力不足は避けられません。

 そこで政府は家庭の節電対策を取りまとめました。例えば、エアコンの代わりに扇風機を使う。これで50%の節電になるといいます。エアコンの設定温度を28度を目安に2度上げると10%の節電。“すだれ”や“よしず”を使えば10%の節電です。またタイマー機能を使い、早朝にご飯を1日分まとめて炊けば、2%の節電になるなど対策は細かくあります。本格的な夏を前に、家庭でのシミュレーションも必要なようです。(13日17:52)


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