ここ最近、急に寒さを感じるようになりましたが、皆様お身体の調子はいかがでございますか？
先日、お客様へご提案のする「冷え対策」として「気合散」という国産生姜と玉糖（赤糖）を主成分とした商品に関して調べておりましたところ、改めて身近な食材である「生姜」のパワーを実感しましたのでご紹介させていただきます。
そもそも生姜は古くから漢方薬として親しまれ、生のものを生姜(ショウキョウ)、乾燥したものを乾姜（カンキョウ）と呼んでいるそうです。主な効能としては、咳を鎮め、痰を切り、嘔吐を抑える、身体を温める、消化吸収を促進させる、風邪の予防（免疫力を高める） 、発汗、鎮痛、解毒、消炎、殺菌作用など様々で、調合される漢方薬のおよそ７割には生姜が含まれると言われるほど、その効能が認められるスーパー食材なのです。
生姜の成分の中で特に注目されているのが、辛味の主成分である「ジンゲロール」と「ショウガオール」です。
「ジンゲロール」は「生」の生姜に多く含まれる成分で、殺菌作用が優れており、料理で肉や魚などの臭みを消すために使われますが、同時にこの殺菌作用により食中毒防止の効果も期待できます。お寿司に定番の「ガリ」は、箸休めという目的と殺菌という目的があるとの事です。ただし、この「ジンゲロール」は熱に弱いという特徴があり、加熱することで減ってしまいます。しかし、同時にその大部分が「ショウガオール」という成分に変化します。
実は、この「ショウガオール」が身体を温めてくれる成分で、これからの冷え対策として大変注目されております。
「ショウガオール」は、血管中の「プロスタグランジン（血管の収縮を強めたり血小板の粘性を高めたりする物質）」の働きを抑えるため、血管が拡張し身体の隅々まで血流が行き渡るようになるようで、その保温効果は３?４時間も継続するそうです。
調理の際の注意点ですが、これらの有効成分のほとんどが「皮」の近くに含まれていますので、冷え対策には「皮ごと加熱して食べる」ことが肝要です。
（どうしても皮が気になる方は、薄く削る程度に）
また、最近注目されております生姜紅茶ですが、紅茶のテアフラビンには代謝を良くして身体を温める作用があり、熱いお湯で飲むことで「ショウガオール」も増え、冷え対策には最適な飲み物のようです。
その他にも、炒め物や煮物など、生姜は加熱料理との相性も良いので、ぜひ「身体の内側からの冷え対策」として積極的に生姜をとり入れてみて下さい。
手軽に美味しく生姜と天然ミネラルがとれる「気合散」もお勧めです。
今年の冬は、生姜でぽかぽか健康に過ごしましょう。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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