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■2012年船井総研代表取締役会長小山の時流予測から■

2012.01.16

船井総合研究所のメルマガで今年の動向予想が送られてきたので皆様にシェアーします。ご参考にドウゾ。

■2012年船井総研代表取締役会長小山の時流予測から■

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
2012年の第1号は、当社の全社研修会から代表取締役会長小山政彦の講座か
らご紹介したいと思います。

◆小山の時流予測
・所得の2極化が進み、年収300万円以下の人が急増する
... ・デフレとインフレが混在する世の中になる
・7月くらいから円安の流れに
 (アメリカ大統領選挙を意識し物価を下げる方向がドル買いを刺激)
・アメリカ、ヨーロッパが厳しくなるので石油は乱高下する
・デフレが進み円高になるが、7?9月ごろに円安。
 (1ドル80?100円、最悪120円)
・小麦、綿花、メタバブルは進む
・2012年9月から2014年9月までの2年間は、アメリカ、ヨーロッパ、中国な
 どで大変なことになりそう

◆何をするのか?・・・デフレマーケティング&関係性づくり
過去の経済論はケインズを含め、インフレが前提で考えられていた。デフレ
マーケティングとは、人口が増えない、景気がよくならない時代の企業のあ
り方を考えていくことである。
・人口は増えない=何もしなければ、業績は落ちる
・人間関係=絆をマーケティングする

デフレと低所得化が進めば、価格に対して一層敏感になります。"とことん価
格訴求していく商品・サービス"を消費する一方で、提案力や付加価値を嗜好
する、そんな世の中になるのではないかと考えました。

例えば、普段の出張はできるだけ安価なビジネスホテルを利用している当社の
社員。しかし、お正月の家族旅行には、普段利用しているビジネスホテルでは
なく、ちょっと背伸びをしていつもよりも贅沢なホテルや旅館で楽しみたいと
考えるのではないでしょうか?

そのときに、ネットや様々なパッケージの中から、最も低価格で利用できる方
法を探すはずです。

価格というファクターは重要ですが、この価格だけが絶対ではない!
できるだけ低価格で済ませたい! という心理が働く一方で、利用目的や心理
状態によって、予算が変わってくるということです。

利用目的や心理状態を皆さんの提案力や売り場作り、接客力で変化をさせてい
くこと、が重要になりますね。店舗であれば、入店から購入・退店までのお客
様の行動を店舗として設計してみていただきたいのです。店頭で、売り場の各
ポジションでどんな気持ちを作りだすのかを考えてほしいのです。
2012年は、お客様の心理と購買意欲を売り場やトークを使ってリーディングし
ていきましょう! 営業活動も同様です。

お客様との関係性を事前設計していきましょう!!

斉藤 美幸