最新記事
カテゴリ別アーカイブ
月別アーカイブ
 

『ツキを呼ぶ魔法の言葉』という小冊子

2012.11.13

『ツキを呼ぶ魔法の言葉』という小冊子を知って
いますか?

一部400円。自費出版に近いようなかたちで出さ
れました。もちろん書店で売っていません。しかし、
口コミで何と30万部以上売れているというベス
トセラー小冊子です。
著者は、五日市 剛さん。某大手企業で研究開発
などに従事しているサラリーマンとのことです。五
日市さんの若い頃からの体験です。
このツキを呼ぶ言葉ですが、極めてシンプルです。
「…はついている」、「ありがとう」、「感謝しま
す」、この3つです。

「朝まず“私はツイている”と3回声に出して言い
なさい。失敗や不快なことがあったら即“ありがと
うございます”と言いなさい。そして、良いことが
あったら“感謝します”と言いなさい」
このことがあなたにツキをもたらすのです。その
体験を五日市さんがしてきたのです。「私はツイて
いる」と言うことは、常に自分に言う言葉です。本
人が言葉にして言わなければ、ツキはやって来ない
のです。そして、不快な出来事に直面したとき、ほ
とんどの人はムッとして声を荒げ、不快な言葉を口
にしてしまいがちです。これでは、悪い流れを変え
ることが出来ないと言っています。悪い流れを断ち
切る言葉が「ありがとうございます」という美しい
言葉です。そして、良いことがあったなら「感謝し
ます」です。良いことは自分の力でもたらしたので
はなく、自分以外の多くの人たちが助けてくれたか
らに違いないはずです。まさに「おかげ様」です。
言葉の力が人の心を深めると言っています。まさに
言葉の魔力です。心だけでなく運命も創っていくと
いくということのようです。言葉として口から発す
る。このことが大切ですと語っています。

この三つの言葉、今日からでも実行してみる価値
は十分にあります。お金がかかりません。大それた
準備もいりません。すぐにでも効果があるのが、不
快なときの「ありがとうございます」です。部下が
失敗したとき、カッとしないで「ありがとうござい
ます」と言うとどうなるでしょうか。不思議なほど
腹が立ちません。冷静に考えてみれば、部下、社員
の失敗によって、上司である自分の仕事の進め方に
問題があるということに気付きます。まさに「あり
がとうございます」以外、何ものでもありません。
経営者は、自分の原因説をとらねばならないとよ
く言われます。社員の目が輝かねば、社員が悪いの
では無く、社員の目をどんよりとくもらしている社
長である自分の責任です。原因は自分にあるのだか
ら問題解決の第一歩を、自分以外の人に求めるので
はなく、自分のマネジメント、リーダーシップの改
善から始めるということです。

この小冊子で五日市さんは、その第一歩を声に出
して言うというところから始めたらどうでしょう
かと言っているのです。言わなくてもわかってくれ
る。ついついこんな考えで声に出して言うことをメ
ンドウがることがあります。これでは相手に伝わら
ないどころか、自分自身がそのことから逃げている
ことになってしまいます。言葉にすれば、もうその
気持ちを変えることは出来ません。それがいやで言
葉として言わないということがあるかもしれませ
ん。経営者にツキは必要不可欠です。こちらとして
は精一杯やったとしてもライバルはどう動くか、お
客さんは何を考えて、イエスにするのか、ノーにす
るのか。こちら側で決められないことばかりです。
努力はした、これでは経営になりません。結果を出
した。これが経営です。結果は、最後はツキが決め
ると言っても過言ではないでしょう。自分の力以上
の何かが味方になって結果がでます。決して、ツキ
に頼るということを言っているわけではありませ
ん。結果を出すためにはギリギリまで努力し、さら
に、ツキも味方にする必要があるということです。
ツキを呼ぶ魔法の言葉、今、このときから始めてみ
ませんか。